2025.03.03
“なんとなく不調”は天気のせい?気象病の話

“なんとなく不調”は天気のせい?気象病の話
雨の日や季節の変わり目に、なんとなくだるい、頭が痛い、めまいがする、といった不調を感じることはありませんか?
もしかすると、それは「気象病」かもしれません。
気象病とは?
気象病とは、天気の変化によって引き起こされる体の不調のことです。特に気圧の変化が大きな影響を与えます。
春先は気温が上がって過ごしやすくなる時期ですが、実は低気圧と高気圧が頻繁に入れ替わるため、
体調を崩しやすい季節でもあります。
気圧の変化が体に与える影響
気圧が変化すると、私たちの自律神経に影響を与えます。
- 低気圧のとき(雨の日や曇り の日)
副交感神経が優位になり、体がリラックスモードに。
その結果、「眠気」「だるさ」「血流悪化による頭痛」などが起こりやすくなります。 - 高気圧のとき(晴れの日)
交感神経が優位になり、体が活動モードに。
ただ、急激な変化があると、自律神経が乱れてめまいや倦怠感を引き起こします。
気象病を防ぐための対策
春先の気圧変化に負けないために、簡単にできる対策を3つご紹介します。
1.耳のマッサージ(内耳の血流をよくする)
耳の奥には 気圧の変化を感じるセンサー があります。
このセンサーが過敏だと、めまいや頭痛が起こりやすくなります。
そこで、耳の血流を良くするマッサージを行いましょう。
やり方(1分でOK!)
2.朝のストレッチで自律神経を整える
気象病の予防には、自律神経を鍛えることが重要です。特に 朝に体を動かすことで、交感神経と副交感神経のバランスを整えることができます。
おすすめストレッチ(布団の中でOK!)
- 両手を上に伸ばしながら深呼吸(3回)
- 足首をゆっくり回す(左右5回ずつ)
- ゆっくり起き上がり、背すじを伸ばす(10秒キープ)
- 朝の動き出しをスムーズにすることで、一日を快適に過ごせます。
3.食事で気象病対策(鉄分・マグネシウムを摂る)
気圧の変化による 血流の悪化 を防ぐために、鉄分 や マグネシウム を意識して摂りましょう。
鉄分が多い食品:レバー、赤身の肉、ひじき、ほうれん草
マグネシウムが多い食品:ナッツ類、大豆製品、海藻
こまめな水分補給も血流を良くするために大切です。
春でも1日1.5リットルを目標に水分を摂りましょう。