当院の紹介

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当院の紹介

2020年1月に社会医療法人に認定されました

 社会医療法人とは、これまで自治体病院や大病院などが中心に行ってきた「5事業」=救急医療・小児医療・災害時医療・へき地医療・周産期医療などの『公益性の高い医療』について、新たな担い手として専門的な医療を提供することを認められた法人です。
 当法人においては、入江病院が「救急医療」の分野で継続的に地域の医療提供体制を担ってきた実績が評価され、認定に至りました。

各世代のニーズに対応します

 当院を受診される患者さんの中心は高齢者です。高齢社会が進む中で、英賀保地域やその周辺の地域でお住まいになる皆様が、自分らしく暮らせるように医療の提供を行っています。高齢者は複数の疾患を抱えていることが多く、その症状も複合的です。医療の現場では専門化が進んでいますが、入江病院では、患者さんのあらゆるニーズに対応するため、総合診療科をはじめ内科、外科、脳外科、整形外科など小規模ながら総合的な診療体制を整えています。また、消化器内科や糖尿病内科などの専門外来では、それぞれの専門性に特化した治療や検査が行われており、中年層の患者さんも多く来院されています。

コモンディジーズを中心に診療します

 日常で遭遇する頻度の高い疾患を総称してコモンディジーズと呼びます。簡単に言うと、よく見られる疾患のことです。例えば、「せき」、「たん」、「のどの痛み」、「発熱」、「腹痛」、「下痢や吐き気」、「血尿」、「頭痛」、「めまい」などの急性症状から、「発汗障害」、「浮腫」、「不眠」、「不安」、「倦怠感」、「便秘」、さらに高血圧や糖尿病、脂質異常症(高脂血症)などの生活習慣病をはじめとする慢性疾患まで、幅広く診療します。そして、これらの疾患に対して精密な検査ができるのが当院の特徴です。さらに高度な検査や医療が必要な場合は近隣の基幹病院への紹介も行っていますので、まずはご相談ください。

急性期から回復期、看取りまで

 病院の中で大きな部分を占めるのが「入院機能」です。患者さんが入院をされる場所を病棟と呼びますが、その病棟には様々な種類・役割があることをご存じですか?  実はそれぞれの病院が持つ病棟は異なるのです。例えば、高度な医療に特化して1つの病棟しか持たない大病院もあれば、一般病棟に加えて専門性の高い病棟を備えた病院などもあり、それぞれの病院がそれぞれの役割を担って、中播磨地域全体の医療を支えあっています。  その中で、入江病院は急性期病棟から回復期病棟、療養病棟など、4つの病棟を備えており、これをケアミックス病院と呼びます。ケアミックス病院の最大の特徴は1つの病院で、一般的な診療から治療、手術後のケア、リハビリ、そして看取りに至るまで、一貫して患者さんの状態・状況に合った医療サービスを提供できることが挙げられます。  一方で、大病院で治療を終えた方が在宅復帰を目指すために集中的なリハビリを行ったり、在宅医療を受けておられる方が一時的に入院することもできます。



■ 一般急性期病棟(2A病棟)

 急性期疾患の治療・回復を目的とした病床です。内科・外科・脳神経外科・整形外科等の混合病棟で、検査・手術が必要な場合や集中的な治療が必要な時期から安定するまでの方を受け入れています。

 2A病棟は『DPC対象病棟』です。

■ 地域包括ケア病棟(2B病棟)

 急性期治療を終え、病状は安定したが、すぐに在宅復帰・施設復帰するには不安がある方に対して、復帰に向けた診療、看護、リハビリテーションを行ない、安心して退院していただけるように支援する病棟です。また、在宅での生活動作が低下した方の短期集中的なリハビリや、介護者の負担軽減のためのレスパイト入院も受け入れています。

■ 回復期リハビリテーション病棟(3A病棟)

 脳血管疾患、大腿骨頸部骨折など対象となる疾患の急性期治療を終えて、症状が安定した方に対して、身体機能・基本動作能力の向上、ADL(日常生活活動)能力の向上と在宅復帰を目的とした集中的なリハビリテーションを行う病棟です。

■ 医療療養病棟(3B病棟)

 急性期での治療後、引き続き医療提供の必要性が高く、病院での療養が継続的に必要な方が対象となる病棟です。医師・看護師・リハビリなどがチームで連携を図り、在宅復帰に向けた退院支援も行っています。