フットケア外来
フットケアとは
糖尿病で血糖値が高い状態が続くと、神経障害や動脈硬化による血流障害が起こりやすくなり、感染症に対する免疫力が低下します。免疫力が低下した状態では、靴擦れや巻き爪、タコやウオノメなどから傷口が化膿してしまうことがあり、放置しておくと潰瘍が出来たり、場合によっては足を切断しなくてはならなくなります。
こうした足病変の重症化を防ぐために、当院ではフットケア外来を行っています。
フットケア外来では、こんなことをしています。
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足の観察
足に傷や靴擦れ等はないか、まず、足を「見ること」から足病変の予防は始まります。 -
足浴、洗浄
足浴により足先から血行が促進され、身体も温まります。その後、足をきれいに洗浄します。
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血流の確認
神経障害の有無を確認するため、知覚検査(モノフィラメント)を行います。 -
足のケア
爪切り(ニッパー)やヤスリを使い、爪のケアを行います。タコやウオノメなどのケアも行います。
セルフチェックもしてみましょう
- 巻き爪はないか?
- タコやウオノメ、水虫はないか?
- 痛みやしびれ、知覚障害はないか?
- 足の形に変形はないか?
- 浮腫みや腫れたりしていないか?
- 悪臭はないか?
もし異変を見つけたら、糖尿病内科または主治医にご相談下さい。
予約制の保険診療となりますので、ご希望の方は、糖尿病外来スタッフまでご相談下さい。