片頭痛の注射治療
片頭痛の抗CGRP抗体薬について
抗CGRP抗体薬は、片頭痛発作をできるだけ起こさないようにするためのお薬です
片頭痛は、何らかの刺激により、三叉神経と呼ばれる神経からCGRP(※)などの神経伝達物質が出され、脳内の血管などに作用することにより起こるといわれています。
抗CGRP抗体薬は、CGRPと結合し、その働きを抑えることで、片頭痛発作を起こさないようにすると考えられています。
※CGRP:カルシトニン遺伝子関連ペプチド
期待できる効果
- 片頭痛予防薬内服の有無にかかわらず、片頭痛の日数が減少します。
- 反復性片頭痛、慢性片頭痛ともに、片頭痛日数が初回投与1週目から減少します。
投与方法について
「4週間に1回、1本注射」または「12週間に1回、3本注射」の皮下注射を行います
副作用について
注射を打ったところに、次のような症状があらわれる場合があります
その他に、かゆみや発疹などのアレルギー反応があらわれる場合があります。
現在のところ、重篤な副作用は確認されていません。
受診を希望される方へ
当院にて片頭痛の治療を受けられている方
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診察時にご希望の内容をお伝えください。
他院で片頭痛の治療を受けられている方
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紹介状(診療情報提供書)とお薬手帳をご持参のうえ、頭痛外来を受診してください。
初めて頭痛で医療機関を受診される方
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まずは当院の頭痛外来を受診してください。
費用について
保険適応となります。3割負担の方で1本約13,000円です。
※別途、通常の診察費、処置料などが加算されます。
リンク
下記のサイトでは頭痛に関する様々な情報が掲載されています。受診前に、是非ご覧ください。