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りじ鳥  ~No.9~

写真   「 天道とは畜生道なり 」


二宮金次郎(尊徳)の言葉です。びっくりです。

「天道」といえば、あるべき道、よい道、人として守るべき道と、神聖侵すべからずくらいに考えていました。
そこに、それは畜生の道だ、と来たわけです。

天の道とは、自然の道ということです。
人の道は作為の道、人工の道であると。

田んぼを作るのに自然の道に任せたら、雑草が繁り、作物は育たない。
雑草を抜き、手入れをするから米の収穫ができる。
人間は、肉体を持つので欲があるのは天理であると。
田畑に雑草が生えることと同じとのこと。放っておけば畑は荒れる。畔も崩れる。橋も朽ちる。これも天理。
雑草を抜き、畑を手入れし、橋をかけかえ整備する。これを人道という。

「ありのままに」、とよく聞くが、はたして、これを天道か人道か?
野菜のありのままの味わいとは、土のついたままにかじることか。味わいを引き出すように調理したものか。

人は獣のように自然に暮らすことはできない。普段美しい自然、といっているものは人の手がはいった人工の「自然」です。
人の道とは、人が暮らせる世界を形成維持するために、人であるために、自然の道に抗うこと。
人であるためには、自然に任せるのではなく、欲という天理に打ち克つことが必要。

ありのまま、ありのままと唱えながら、己に克つことを忘れていないか。

写真
今日も頑張る! りじ鳥
写真 出典 「二宮翁夜話」 二宮尊徳