医師紹介

会長の人柄に惹かれました

谷本 敦夫 脳外科医[神戸大学医学部卒業]

仕事内容を教えてください

「脳外科全般。専門性をもって診断から手術までやっています。」

先生は神戸大学出身で、キャリアも長いという話ですが。

「三十年近くやっています。もともと脳外科で脳外科を目指したのは外科系の中枢神経に興味があったからです。学生時代、学生実習の時に、手術見学がありました。その時に脳を見て、「神聖な脳を触れるのは脳外科だけ」とおっしゃった。手術を見て、きれいだなと思いました。そこから興味を持ち、外科系や中枢神経にも興味もあったから脳外科医を選びました。」

どこに面白さ・凄さを感じましたか?

「脳は人間らしさをつかさどる部分だから。そこに携われるということに面白さを感じた。人間のすべてという気がした。」

医療を志したのはなぜ?

「直接的に人間を助けられる。誰かの手助けを直接できる。どんな仕事もそうだが、医療は人の命に直接かかわれるからです。20歳手前くらいの大学受ける前の話ですが、ブラックジャックに影響受けて(笑)。崇高な仕事に携われるという誇りを感じましたし、やはり脳はきれいだなと思います。実習の際も教授が「ここですべてものを考えているのだ。喜怒哀楽も含めてすべて。我々は相応の使命感を持って脳外科をやらなくてはいけない!」と教えてくれました。その教授に共感した結果、脳外科医を目指しました。」

入江病院について。

「他の医師との垣根がありませんね。内科・外科などの垣根がなく、相談がしやすいです。それが患者さんにとって非常に優位になります。脳外科医としても、急性期医療から回復期・慢性期医療まで全部診れているというのは強みだと思います。終始一貫して患者さんを診れますから。脳外科というのは、体に障害が残る患者さんが多いのも事実です。そういう患者さんに対して、急性期的な治療が終わっても、その後もケアできるシステムがここにはあります。入江病院に来るまでは、僕も急性期治療を担当するだけでした。だからこそここへ来て、身体に麻痺が残っていてもリハビリして回復していく患者さんを診て、これが本来医師には必要な事なのだと思いました。回復していく患者さんを最後まで診れるのは本当に嬉しいことですね。」

ここの前はどこの病院でしたか?

「姫路の某基幹病院にいました。そこは急性期しかなかったですね。自分の中では地域医療に興味がありましたし、そこでずっと急性期医療に携わってきて、脳外科医としての経験も十分に積んだかなと。そろそろ(地域医療に携わりたい)かなと思い、この入江病院にきました。」

入江病院に来た理由は?

「会長(当時院長)の人柄に惹かれた。ぜひ来てくれと言われまして。でも大学の医局を離れるわけにはいかないので、今でも神戸大学病院脳外科の医局員としては籍を置いている。」

もともと姫路ですか?

「もともとは大阪出身。大学は神戸だったので、そこからは兵庫県内の基幹病院を回っていました。」

姫路という土地について。

「いい人が多い土地です。田舎だけどね(笑)、姫路の中のこの地区(英賀保)には、基幹病院というのがないから、地域医療をしようとしている入江病院には適したした土地だと思います。入江病院は総合病院というわけじゃないから何でもかんでもできるわけじゃないけど、地域の人に対して急性期から慢性期まで、そして退院してからのフォローも出来ます。さらにその後もその人の人生をフォローするような体制が地域医療には必要だと強く思います。地域に住んでいる方々もそれで安心だと思いますし。頭が痛い、お腹が痛いというような症状から、寝たきりのおばあちゃんのケアまでできる。英賀保という地域の特性にもあっているのかもしれません。」

入職をご検討の方にメッセージを。

ここは急性期一辺倒の病院でも、手術がメインの病院というわけでもありません。 しかしもちろん急性期の患者さんも多いし手術の機会も多いので、脳外科を一通り経験してきた僕は皆さんの指導だって積極的にさせてもらいます。 とにかくここは急性期から慢性期まで、さらにはリハビリまでも出来るから、医療に関わるすべてに興味がある方ならきっと充実感を持って働いて頂けると思います。

どんな方にこちらの病院にきていただきたいですか?

「民間病院なので、チームの環というものを大切にできるような人材が欲しいと思っています。病院の形態としてもとくにそういうのがマッチしていると感じます。医者としてのポリシーなどを持つことは大事なのですが、スタッフから孤立してしまってはやっていけないですから、協調性もある方がいいと思います。チーム医療を理解している人と一緒に働きたいですね。」